手作り

「ねこまんま」ってどんなもの?

「ねこまんま」とは、実に長い歴史があります。
その起源は、飢餓や戦争によって人間が陥っていた貧しい状況から始まりました。
戦争や飢餓などで、人は、多くの食料を手にすることができない時代がありました。

特に戦時の世の中は、庶民は高価な食べ物はおろか、日常のお米ですら十分に食することができない搾取に遭っていましたので、毎日3色の食事もままならない状況があったことも事実です。
そうした中で、ねこまんまは、食材をムダ使いせず大切に扱う思想もあいまって、庶民のごちそうになりました。
作り方はシンプルなものです。

お米に、鰹節やみそ汁などを、調味料としてかけたものです。
お米に味がつくことで、おかずがなくとも美味しさを味わえるものであったため、現代風に言えば、出汁が効いているご飯というイメージでしょうか。
現代では、料理として応用され確立している地域もあるようです。

貝などのすまし汁や、鰹節をきかせ、醤油やバターを使った贅沢な味に仕上がっている地方もあるようです。
こうしたねこまんまの食事が広義で使用されるようになったのは、より近代的になってからでしょう。
先に述べたとおり、ねこまんまは、貧しい人が食材を残さずに大切に扱っていたことから作られるようになったものです。

こうした意識が、残飯を上手に処理しようという発想に変わり、猫や犬などを飼育しているご家庭で人間が食べた残りをそういった動物に与えたというストーリーがはじまりでしょう。
ただし、人間の栄養素がそのまま猫に適応できるかといえば、そうとは限りません。
猫も鰹節などは好んで食べるので、食事としてお腹を満たすことはできますが、残飯として与えるには命に係わる致命傷にもなりかねませんので注意が必要です。

特に、たまねぎやネギ類は、猫の赤血球をはかしてしまうため、混在させないようにしなければなりません。
こうしたねこまんまのペットへの配給は、今ではかなり減ってきています。
より健康に飼育するために、キャットフードなどの製品が台頭しているので、あまり必要性もなくなりました。

とはいえ、人間が生きるために食した当時はごちそうだったわけですから、猫にとっては、美味しいごちそうなんですね。
今でこそ、こうして美味しいごはんとして紹介されることがありますが、昔はこうした過酷な状況があったことを思うと、なんだか胸が締め付けられる思いがします。

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